2004年11月07日

【書籍: 優先順位付け】自分の行動を「重要度」と「緊急度」で区別する

7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則
スティーブン・R. コヴィー レベッカ・R. メリル A.ロジャー メリル Stephen R. Covey Rebecca R. Merrill A.Roger Merrill
キングベアー出版
2000-07


by G-Tools

先日、「7つの習慣―成功には原則があった!」をご紹介しましたが、ここで紹介する「 7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則」も同時に紹介しておくべき書籍でしょう。「7つの習慣―成功には原則があった!」では、成功、つまり「充足した人生を送る」ために7つの原則を理解し実践しようというものでした。本書では、そうした7つの原則の上にたち、目標へ向かうなか、流れていく時間の上で自分の行動をどのようにプライオリティ付けし、選択し、時間を使うかということにフォーカスした内容です。部分的にかぶっているところはありますが、「時間管理」という意味ではより実践的な内容と言えるでしょう。

■自分の行動を「緊急度」と「重要度」の2軸で見る

この書籍のなかでは、時間管理(というより、自分の行動管理といったほうが良いかもしれません。)の概念を明確化することが始まります。時間を費やす行動を「重要度」と「緊急度」の2つの軸で見ることで定義し、自分の行動を分類します。

(上記のマトリックスは、「7つの習慣―成功には原則があった!」でのものです。少々、項目が増えていたりしますがほぼ変わりありませんので掲載しておきます。)

時間管理に関する情報などは多くの書籍などで目にすることができますが、そのほとんどが「緊急度」をコントロールするというもののような気がします。ここでは「重要度」を組み入れることで自分の行動の目的とアウトプットを強く結びつけ、意識することができます。

優秀な方というのは、上記のマトリックスで無意識のうちにタスクを整理しているかもしれません。私の場合もある程度は上記に近いものだと思っていましたが、 フランクリンコビーの最大の違いはビジネスとプライベートを分けていないというところでした。よくよく考えれば、仕事の成功というのは人生という大局的な視点でみると一部の要素でしかありません。何も就業中だけが時間管理の適用範囲に入るのではなく、それ以外の時間も全て上記の軸で考えるべきだと改めて認識させられました。

今では週末の予定などもビジネスとプライベート分け隔てなく一つのPIMで管理するようになりました。

■長期目標から中間目標、そして週間目標へ、具体的な実践例

まず、時間と自分の行動の概念を理解した上で、実践的な内容に移っていきます。具体的には、長期目標から週間目標への落としこみ例、また個々の目標設定における要件などが詳細にわたり、定義されていますので読みながら実践できる内容となっています。

個々の目標設定ではなるべくメジャー(評価できる)できる数値目標への変換など自分では心がけていますが、より目標への結びつきを実現する要件などが他に定義されていますので非常に参考になります。また、私はタスクへの落とし込みで終わっていましたが、それを週単位で手帳(PDA)に予定として落とし込むというところは、ちょっとした工夫なのですが大変有効であると感じています。

■目標へ向かう原動力をどう養うか?

7つの習慣―成功には原則があった!」をご紹介 した際にも触れたのですが、目標へ向かうための原動力が本書では多くのページが裂かれています。原動力として自覚・良心・自由意志・想像カという4つの能力が必要となるわけですが、それぞれの項目に対して詳細な考察と説明、またチェックリストがついており、大変有用でした。

自己啓発系の書籍では、この部分を「気合」だとか、精神論で片付ける場合が多いです。しかし、本書、 フランクリンコビーではこの点に関してかなりの洞察を持って提案がなされており、説得力があります。また、考察しているだけではなく、この4つの能力にどう働きかけるか、この能力をどのように養うかについても触れられています。

--- 日記をつけることで「自覚」を高める

--- 学び、聴き、反応することで「良心」を養う

--- 約束を守ることで「自由意志」を育てる

--- イメージ化によって「想像力」を開発

上記の方法については、書籍を読んでいない方にとっては突拍子も無いことに移るかもしれませんが、本書では当然、個々の因果関係や関連性などが説明されていますので、十分理解できます。たとえば、「日記」に関してはただ自分の行動を記録するのではなく、どのような判断に迷い、どのような優先順位付けを意識し、結果どのような判断をしたかということを記録することによって何らかの洞察を得たり、原則が理解できたりと、自分自身と向き合うことで「自覚」を高めていくというものです。

全てはここで紹介しきれませんので書籍を読んでいただきたいですが、実践して感じたことを最後に紹介しておきます。

■本書を通じた成果

◆行動の分類をマトリックスで判断できるため、無駄がなくなった: 私は上記のマトリックスをPDAにクリップして持ち歩いています。急に入った飲みなど、判断に迷うことが多々ありましたが、「つきあい」という曖昧な出来事を整理できるようになりました。自信を持って行かない、行くということを比べることができるようになりましたね。

◆月間、週間としての視野を持つことで行動に自信が持てるようになった: 以前は個々の行動そのものへ目が移ってしまい、時々目標とのリンクが意識できないことに陥る場合がありましたが、今は週単位で見直す習慣ができ、長期的な視野に基づき行動しているという自信が持てると同時に充実感があります。

◆キャッチアップする習慣: 上記と重複するかもしれませんが、私の場合は週中ごろ、木曜日に週間目標を見直しています。こうすることによって遅れをキャッチアップする、もしくは先延ばしするにしてもその理由を明確化できるなど、行動管理に無駄がなくなった。

◆家庭とのバランスがうまくとれるようになった: 仕事一辺倒で迷惑をかけていましたが、自分の夫、父親としての責任を明確に意識できるようになり、タスク化することで以前よりも家族とうまくいっているような気がします(自分だけがそう思っているのかもしれませんが。。。)

◆何よりも長期目標へ向けタスクが動いている: そして何よりも3ヶ月たち、6ヶ月たち、後ろを振り返ると着実に実行できていることを確認できることでしょう。今までは途中で挫折しがちですが、4つの能力を意識し、養えるため、以前よりも納得感をもって行動できるようになりました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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posted by Dragon at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 目標・行動管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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